「ファイヤーエンブレム エンゲージ」のストーリークリア後の感想
2023年1月20日発売された「ファイヤーエンブレム エンゲージ」のストーリークリア後の感想になります。ストーリーのネタバレを抑えながらまとめます。
ゲームのジャンルはSRPG(シミュレーションRPG)であり、チェスや将棋のようにマス目上のマップを様々な特性を持ったユニットを動かし、戦闘をするゲームになっています。ゲームに馴染みのない方はあまりプレイされたことがないと思いますが、初心者の方でもプレイしやすいと思います。
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初心者にもおすすめ
1 モード選択
SRPGといえば、戦闘で失った仲間は決して戻らない作品が多いです。一つ一つのプレイを慎重にしなければ、次々とキャラクターを失うことになります。しかし、今作ではゲームの難易度で「ノーマル」、「ハード」、「ルナティック」と難しさが設定されています。さらに、「クラシックモード」、「カジュアルモード」があります。「クラシックモード」では、戦闘で失った味方は決して戻りません。しかし、「カジュアルモード」では、戦闘で失った仲間も次の章で復活します。
2 竜の時水晶
戦闘はターン制で行われ、自軍のターンでどのように行動させるか選択しターンを終了すると、敵軍のターンに移ります。「竜の時水晶」を使用すると行動した好きなタイミングに戻ることができます。そのため、自軍のユニットがやられた場合や不利な盤面になったときに巻き戻すことでより有利な盤面にすることもできます。「竜の時水晶」があるため、SRPGが不慣れな方でも楽しみやすくなっています。
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魅力的なキャラクター
1 自軍キャラクター
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- 良い点
自軍キャラは今作のオリジナルキャラのため、前作が未プレイでもプレイしやすいとお思われます。操作キャラクターは36キャラ以上います。そのため、お姫様や勇敢な騎士などさまざまな個性のキャラクターがいるため、好みのキャラを育成できる楽しみもあります。キャラごとにスキルや能力の上昇の仕方が異なりますが難易度を「ノーマル」でプレイする分にはあまり気にしなくても良さそうです。
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- 悪い点
戦闘で実際に操作するキャラは多くても14キャラくらいのため、まったく触らないキャラクターが出てしまいます。
2 紋章士
今作の新たな要素である「紋章士」は、指輪に宿る異界の英雄たちです。主人公の力で顕現され、強力な力を貸してくれます。歴代のファイヤーエンブレムの主人公やヒロインたちが登場します。過去作品を知らなくても「マルス」、「アイク」など他作品のゲームにも出てくるキャラもいるため、知っているキャラも出てくるかもしれません。紋章士の指輪は12種類あり、装備すると指輪ごとに「シンクロスキル」、「エンゲージ技」などを使用することができます。そのため、12×36通り組み合わせで遊ぶことができます。例えば、シンクロスキルで移動範囲を上昇させたり、エンゲージ技で敵の近くにワープさせたできます。そのため、指輪を変えるだけで異なる性能のキャラになり、盤面を変えることができる魅力があります。
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ストーリー
千年の眠りから目を覚ました主人公がかつてともに戦った紋章士が宿る12個の指輪を集めるために旅に出るストーリーです。主人公は4つの国を回り指輪を集める中で各国で新たな仲間が仲間になるため、ストーリーを進めるわくわく感がありました。紋章士の外伝ストーリーも少しあるためすべてプレイすれば30時間くらい楽しむことができるボリュームでした。
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総評
難易度は「ノーマル」、「クラシック」でプレイしましたので序盤はサクサク進みました。ストーリーのみのレベル上げだとストーリーの後半や紋章士の外伝ストーリーはかなり難易度が高いと感じたましたが、はじめての方は「ノーマル」で十分楽しめると思います。SRPG特有のステージの高低差や背後からのクリティカルなどの複雑なものはないため、SRPG初心者の方は遊びやすいと思われます。
キャラクターはかっこいいキャラやかわいいキャラが多く育成するキャラを絞りたくないと思うくらい魅力的でした。前作の「風花雪月」は最初に選択する学級ごとにストーリーや操作するキャラが異なるためすべて操作しました。しかし、今作は分岐ストーリーはないため、すべてのキャラを活かすことはできませんでした。
ペルソナシリージの覚醒シーンの口上が好きな作者としては主人公が紋章士を顕現させるときの口上がかっこよくわくわくしました。ファイヤーエンブレムは、「風花雪月」しかプレイしたことがないため、紋章士である歴代の主人公やヒロインをほとんど知りませんでした。外伝ストーリーを遊ぶことで過去作品はどんなストーリーか気になりました。リメイクされプレイしやすくなれば是非遊んでみたいです。
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