【クリアレビュー】「アサシンクリードシャドウズ」発売延期と炎上を乗り越え多方面に配慮されたシリーズ最新作‼

PlayStation 4/5
作品名:『アサシンクリードシャドウズ
発売日:2025年3月20日
プラットフォーム:PlayStation®5/Xbox Series X/S

今回は、2025年3月20日に発売した「アサシン クリード シャドウズ」のクリアレビューです。

本作は、二度の延期と炎上を乗り越えてようやく発売された「アサシンクリードシリーズ」の最新作です。

結論としては、人におすすめできないが普通に面白いレベルでした。理由としては、同じゲーム系統であれば「Ghost of Tsushima」、「Rise of the Ronin」のほうが断然面白いからです。

本シリーズの特徴であるステルスアクションには爽快感がなく、ただ敵を倒すだけの作業になってしまっていました。おそらく、パルクールのぎこちなさと暗殺アクションのバリエーションが少ないのが原因だと感じます。

しかし、「SEKIRO」、「仁王」のようなジャスト回避やパリィのようなアクションバトルは遊びやすく面白いと思います。

サイドクエストでキャラ同士の専用のカットシーンを見ることができます。しかし、炎上の影響かわかりませんが、さまざまな方面に配慮されたムービーでした。

正直、ここまで配慮したムービーを作るくらいなら、このシステムは必要ない気がしました。

「アサシンクリードシャドウズ」のゲーム紹介!

このゲームを簡単に紹介すると

・奈緒江と弥助のダブル主人公構成

・探索の補助が多くオープンワールドの探索がやりやすい

・多方面に配慮されたキャラクター同士の恋愛要素

〇奈緒江と弥助のダブル主人公構成

奈緒江は、忍びであり、素早い行動が可能であり、壁登りや壁や障害物の後ろの敵を確認できる「イーグルビジョン」を使用できます。

また、クナイや煙玉など敵の瞬殺や逃走に使える忍びの道具も使うことができます。

弥助は、汎用性が高く、バランスに優れており、刀や薙刀などを使用し、1対1の決闘や大規模な戦いで大きな力を発揮します。

また、弓や鉄砲など侍の道具を使用します。

奈緒江は、暗殺が主体であり、見つからなければ、安全に探索しながら、敵を倒すことができます。

しかし、序盤は大型の敵には暗殺で一撃をとれず、正面からだと暗殺を受け止められてしまう場面があり、かなり使い勝手が悪いです。

しかし、スキルをとっていけば、大型の敵にも一撃を取れるため終盤になるにつれて使いやすくなります。

探索では、屋根上に登る機会が多く、素早い行動と壁登りが可能である奈緒江は非常に扱いやすいです。

その一方で、弥助は、敵に見つかってしまっても攻撃力と範囲攻撃が強く、敵4、5体に囲まれても薙刀であれば、サクサク倒せるため遊びやすいです。

城を攻める際は見つからずに数体の暗殺対象を倒すのは、時間と周囲の状況を確認して注意して倒していく必要があり、弥助で正面から倒していくほうが攻略しやすいです。

ストーリーでは、弥助が正面突破で注意を惹き、その一方で奈緒江が裏から侵入などがあり、ダブル主人公の特徴をうまいこと合わせたストーリー展開であり、面白かったです。

〇探索の補助が多くオープンワールドの探索がやりやすい

ファストトラベルの地点が多く、各地に隠れ家があり、お金でファストトラベル地点を解放できます。

また、物見処に行けば、広い範囲を見渡すことができ、各地のロケーションの位置を見ることができます。

物見処を開放すれば、その地点でもファストトラベルができます。物見処は細かい間隔に配置されているため、探索がやりやすいです。

他にも、馬での移動が可能であり、素早く移動できます。また、オートで目的地に移動する機能もある為、放置していても移動できます。

本作は探索が重要であり、暗殺対象を倒せば、かなり経験値とスキルポイントを稼げます。

また、寺院や神社では知識ポイントを入手でき、より強力なスキルツリーを解放できます。

そのため、キャラクターの育成において、探索は重要であり、探索補助の機能があるのはとても遊びやすかったです。

×パルクールがぎこちなく、ひっかかる

暗殺を主体としたステルスアクションが魅力のゲームに対して、屋根の飛び移りや壁の移動がスムーズではないように思います。

特に戦闘中、逃走時に壁登りのアクションで一瞬立ち止まってしまうことでダメージを受けることがありました。

また、実際のパルクールであれば、おしゃれでありますが、段差から降りるのにわざわざ回転しながら着地する必要があるのか疑問に思います。

パルクールを取り入れるのであれば、壁登りを壁につかまってよじ登っていくのではなく、もっとスムーズに登れるようにパルクールアクションを取り入れてほしいところです。

また、探索で、徒歩で山の中を移動する場合、坂が急で滑り落ちることがあります。

崖に関しても登れるところと登れないところがあり、道なりに移動する分には問題ありませんが、山の中を横切る探索はやりにくかったです。

×城の敵が多すぎて暗殺がやりにくい

暗殺では、近距離に2体であれば同時に倒すことができます。しかし、3体以上や離れている敵は倒せないです。

それに対して、城の内部の敵は多くて、敵の位置を把握して倒しやすい奴から削っていく必要があります。一体倒すのにかなり時間がかかり面倒くさいと感じました。

戦意などを使用してでも、同時に一気に倒せるステルスアクションがあっても良いと思います。

×多方面に配慮されたキャラクター同士の恋愛要素

弥助と奈緒江で特定のキャラと恋愛要素のある専用のカットシーンを見ることができます。

男女の恋愛ムービーだけでなく、男同士の恋愛ムービー、女同士の恋愛ムービーを見ることができます。

メインストーリーとは関係なく、サブクエストで出会ったキャラとの恋愛ムービーのため、思い入れがなく、必要性を感じませんでした。

まとめ

本作は2度の延期と炎上を乗り越えての発売になりました。

私の個人的な主観では、発売が延期した作品でとても面白いと思う作品はあまりないため、そこまで期待してませんでした。

評価としては人におすすめできないがそこそこ面白いでした。

メインストーリーとそこそこの探索で50時間くらい遊びました。

隅々まで探索をすれば、まだまだ遊べますが、探索はキャラの育成にはいいですが、面白い要素は特になかったため、それほどやりこんでいません。

戦闘面では、奈緒江の暗殺要素はいまいちですが、弥助での戦闘はばったばったと敵を薙ぎ払っていく戦闘は面白かったです。

探索面は、ファストトラベルが多く、目標地点までの自動移動があるため、遊びやすくなっています。

「アサシンクリード」は暗殺で見つからずにサクサク倒していくのが魅力の作品だと思います。

しかし、段差を降りる際のパルクールや感情移入しにくい恋愛要素が入っており、本来の作品の魅力である暗殺アクションが進化しておらず、とても残念でした。

しかし、普通に楽しめるゲームである為、気になる方はぜひプレイしてください。

コメント