ホリーポッターでも有名なシーンである組み分け帽子の寮決めを体験できます。ストーリー上で組み分け帽子に２つの質問をされ、寮が決まります。質問の回答で寮が決まるわくわく感があります。ちなみに組み分け帽子にきめられた寮は自分で選択することもできます。寮の違いは寮のデザインや一部ストーリーに影響しますがメインストーリーの本筋にはそこまで影響しないため、そこまで気にしなくてもいいと思います。

魔法はメインストーリーやサイドストーリーで教えてもらい習得していきます。映画でもおなじみの「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」を使い謎解きしたり、許されざる呪文の「アバダケダブラ」を使い戦闘を楽しむことができます。戦闘では、近距離を燃やして大ダメージを与える「インセンディオ」は敵が遠いと当たらないので、「アクシオ」で敵を近くに引き寄せてから使うなど組み合わせ次第で戦闘の幅が広がります。魔法は装備してR2ボタンを長押し中に○・✕・□・△ボタンそれぞれに割り当てたボタンを押すことで対応する魔法を放てます。魔法は最大で16個まで装備できるため、多くの組み合わせを試すことができます。戦闘では敵がバリア(プロテゴ)を使用してくるため、バリアの色と同じ魔法アイコンを当てることでバリアを破壊することができます。瞬時に判断してバリアを破壊しないと戦闘が不利になるため素早い対応が必要になります。

サイドクエストで呼び寄せ試合やほうきレースがあります。呼び寄せ試合ではアクシオを使用し、ボールを得点エリア内に置くゲームでカーリングのようなものになっています。試合では相手のボールをはじき出したり、障害物を避けるなど高得点を狙うのが面白かったです。ほうきレースは単純なレースですが、ほうきの操作が難しいため難易度が高いです。

レベルを上げることでメインストーリーが解放されます。また、HPが増加したり、より強い装備を装備できるようになります。レベル５以降になるとレベル上昇ごとに才能ポイントが獲得でき、魔法を強化できるようになるため、レベル上げはしっかりしたほうがよさそうです。このゲームのレベル上げは、敵を倒したりクエストを進めてレベルを上げます。それに加えて、探索でもかなりレベルを上げることができます。フィールド内のフィールドガイドを集める収集要素があり、魔法で謎解きを行ったり、フィールド内に透明に浮いてものがあります。かなりの量があるため、序盤はレベルが上がりやすいと思います。

世界観が良くキャラのボイスが日本語に翻訳されたように喋るため映画の主人公になって物語を進めているような感覚になりました。魔法は、許されざる呪文の「クルーシオ」、「アバダケダブラ」は演出があったため、凝っていると感じました。クリアまでのプレイ時間は30時間ほどできたが、探索をしっかりしてすべてのサイドクエストを進めていれば40時間くらい楽しめる作品になっているかと思われます。PS4版とXbox One版の発売日は2023年4月4日、Nintendo Switch版は2023年7月25日発売です。まだプレイしていない方は遊んでください。