【レビュー】『REYNATIS/レナティス』独特のゲーム性、世界観のアクションRPG‼

「REYNATIS/レナティス」のゲーム紹介！

このゲームを簡単に紹介すると

二人の視点で描かれる独特のストーリー

この世には魔法が使える者と使えない者が存在する。
少数派の魔法使いは畏怖の対象として、一般人から危険視されていた。
魔法使いたちはただひたすらに素性を隠し、
個性を消してひっそりと暮らすことを強いられている。

2024年 東京・渋谷
魔法対策法に基づき夜間外出自粛要請が出されている。
しかし、既に形骸化しそれを守る者は多くはない。

霧積真凛は、魔法使いであることで、その人生を”抑圧”されて生きてきた。
「最強になれば”解放”される」
父が遺した言葉を頼りに、自由を手に入れるため、夜の渋谷に降り立つ。

西島佐理は、魔法に目覚めたとき、その力を秩序のために使うことを決めた。
人々をモンスターに変えてしまう違法薬物や、
危険思想を持つ勢力から渋谷を守るため、自らの正義を執行する。

心の“解放”を求める真凛。
自魔法使いの“抑圧”を正義とする佐理。
あらゆる思想や文化が入り乱れる渋谷で2人が出会うとき、物語は動き出す。

独自システムは「抑圧モード」と「解放モード」

本作は、「抑圧モード」と「解放モード」を切り替えながら戦闘を行います。

「抑圧モード」では、一切の攻撃ができない代わりに敵のあらゆる攻撃がスローになり、ワンボタンで華麗に回避が可能となります。「抑圧状態」では、MPが自然に回復します。また、ジャスト回避を行えば、回避吸収を行うことができ、MPを大量に吸収することができます。

「解放モード」では、一気に攻撃をたたみかけることができますが、無防備な状態となるため、切り替えるタイミングが重要となります。「解放状態」では、MPを自然消費し、攻撃を行うことができます。

そのため、「抑圧モード」でMPを回復し、「解放モード」でMPを消費し、敵を倒すことになります。

モード切替やジャスト回避からカウンターを活用することができれば、スタイリッシュで爽快感のあるアクションをすることができます。

戦闘では、3人キャラを編成し、交代しながら戦闘を行うことができます。操作キャラごとに武器やスキルが違い、キャラのモーションが異なります。

キャラ交代をうまく使えば、キャラごとの特徴をを生かした戦闘ができ、戦闘の拡張性が広がります。

独特なグラフィティアート

ウィザードを変更し、スキルやステータスを強化を行うことができます。

ウィザードとは、渋谷の各地に描かれているグラフィティアートのようなもので、新たな魔力を得ることができる魔法陣のような役割を持ちます。ウィザートには「スキル」と「アビリティ」の二種類が存在します。

再現された渋谷の街を探索しよう

「抑圧モード」と「解放モード」を駆使して、渋谷を探索することができます。

「抑圧モード」

素性を隠して行動でき、魔法使いであることがバレなければ、
一般市民と同様に会話などをすることができる。また、新たなクエストが発生することもあります。

「解放モード」

魔力を使った探索ができたり、すばやく移動できるなどメリットも多いですが、
市民から通報され、手強い取締官が駆けつけるというデメリットもあります。

探索ではマリス濃度を低下させ、ウィザードを収集するのが目的になります。

クエストをクリアするとマリス濃度を低下させることができます。

マリス濃度とは、魔法使いに対する悪意の現れです。マリス濃度が低下するとマップ内の壁に描かれているウィザードを入手することができます。

評価

△グラフィック

本作は、会話中の挿絵は、かっこよくとても魅力的ですが、ムービーグラフィックやモーションは現代のゲームと比べると劣る部分があると思います。

×探索中のモードの切り替わり

探索中に敵とエンカウントすると「解放モード」に切り替わってしまい、クエストの会話ができなくなることがあります。一度、マップ移動をしたりして「抑圧モード」に変えないといけなく面倒くさいです。

総評

プレイ時間は15時間くらいでした。面白いとおすすめできるやりこみ要素は特になく、ストーリーを中心にしたゲームです。独特のアクションゲーム性があるため、うまくモードを切り替え、コンボをつなげることができれば、爽快感のアクションを楽しむことができます。

本作は、2つのモードを切り替える独特のバトルシステムと独自性の強い世界観・ストーリーが魅力の作品になります。すべての人におすすめすることはできませんが、世界観が好きな人は楽しめると思います、