ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム(ティアキン)クリア後レビュー

Nintendo Switch

ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム(ティアキン)レビュー 翔ける、創る、紡ぐ。果てなき冒険は、大空へ広がる

作品名:『ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム
発売日:2023年5月12日
プラットフォーム:Nintendo Switch
ジャンル:オープンワールドアクションアドベンチャー

2023年5月12日発売された「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」は、。2017年3月3日発売した「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編となる作品です。特徴は、今までのゼルダの伝説の装備やキャラが登場する。それに加えて、オープンワールドで広大なフィールドを好きな順番に自由に冒険でき、フィールドに様々なやりこみ要素があるためボリュームは多い。

 

「ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム」のゲーム紹介!

このゲームを簡単に紹介すると

・新要素により謎解き、戦闘の幅が増大
・空島、地底マップの追加によるマップの拡大
・豊富なやりこみ要素

[前提]「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム

前作の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編となる作品で、ゲーム性はほとんど同じのため、前作をプレイしていると遊びやすいです。それに加え、フィールドも前作と変わらないが、空を飛んでの移動や空飛ぶ乗り物を使っての移動ができるため、前作より自由度が高くなっています。

アクション

片手剣、両手剣、槍、盾、弓の5種類の装備を駆使して戦闘を行います。

武器は耐久値があり、壊れてしまうためフィールドや敵の武器を取り、敵と戦います。

戦闘のコツは、弓でヘッドショットを決めるとクリティカルダメージが入り、敵をひるませることができるため、戦闘を有利に進めることができます。弓は空中で使用するとスローモーションになるため、空中で使用する方がヘッドショットを狙いやすいです。

また、敵の攻撃をタイミングよく回避できるとジャスト回避になり、スローモーションになり、連続攻撃を行うことができます。

アクションは前作と変わらず、武器の持ち替えや壊れるのは他のゼルダの伝説ではない要素のため新鮮さがあるかもしれない。

新要素

「ウルトラハンド」、「スクラビルド」、「トーレルーフ」、「モドレコ」があり、謎解きやフィールド探索、戦闘で幅広く使用することになります。

「ウルトラハンド」は、ものを掴んだり、くっつけたりすることができます。それにより、車や飛行機などの乗り物を作成でき、フィールドを移動することができます。

謎解き要素で使用する機会が多く、組み合わせを考えるのが面白く、プレイヤーのアイデア次第で幅広く謎解きができるため、正解が一つでないため自由度が高く面白かったです。

「スクラビルド」は、リンクの装備に物をくっつけ、新しい武器を作ることができます。単純に攻撃力を上げるだけではなく、槍に槍を合体させれば、攻撃が届く範囲は長くなります。また、盾や矢にもくっつけることができ、矢に「キースの目玉」をつければ自動で敵を追いかけて攻撃してくれます。

性能の低い武器でも手持ちアイテムとくっつけるとそれなりに使える攻撃力になります。そのため、ダンジョンに潜ってから武器がなくなってもそれなりに立ち回ることができます。また、良い性能の武器を収集する楽しみもあります。

「トーレルーフ」は、天井に飛び上がって突っ込みそのまま上に移動できます。建物や洞窟の天井を突き抜けて上に出られるため、高所の移動や山登りなど探索面でかなり役に立ちます。

「ウルトラハンド」、「スクラビルド」の使用機会が多く、探索でトーレルーフを使用しないと存在を忘れてしまいます。高所に上る際は積極的に使用すると謎解きしやすいです。

「モドレコ」は、物の動きを逆再生できます。ほとんど、祠の謎解きでしか使用していません。フィールド探索で空島より岩が落ちてくるため、モドレコを使えば、上の簡単に上がることができます。

ハイラル全域、空島、地底

フィールドは前作と同じハイラル全域に加えて、空島と地底が追加されました。空島は、鳥望台やモドレコを使用して空島へいくことができます。地底には、地上のいたるところにある穴に入れば行くことができます。どちらもハイラル全域の上と下に空島と地底があるため、前作よりマップが3倍広いです。

地底は真っ暗のため、探索では光る根のワープポイントを解放周囲を明るくするか、アカリバナの種で周囲を照らして探索します。

地底は周囲が暗く探索がめんどくさいですが、ゾナウギアを使用するのに使うバッテリーを拡張するために必要な、ゾナニウムが手に入るため、探索し甲斐があります。

やりこみ要素

やりこみ要素としては、探索では祠、コログのミの収集、地底探索になります。ハートやがんばりゲージの強化や武器の持ち運び数の増加などゲームを有利に進めることができるため、やりがいがあります。

収集系は、防具の収集と強化です。性能と見た目の異なる防具が各地にあるため、見た目を変えて気分転換しながら遊ぶことができます。ほかにも、賢者の遺志やバッテリー強化などの収集要素があるため、やりこみ要素があるため、長時間遊ぶことができます。

金策

各エリアで暑いエリアや寒いエリアがあり、環境に合わせて防具を変更しなければ、徐々にダメージを受けてしまうため、寒さ・暑さの耐性の防具は重要になります。入手方法が店での購入になるため、ルピー稼ぎをしなければ、購入することができず、探索しにくいです。少しの時間であれば、食事で対応できますが、時間制限があるため探索するときは不便です。

金策は肉料理を売るのが効率が良く、敵を倒し、セーブ、ロードするだけなので簡単です。

ルピーは防具の強化でもかなり使用するため、ルピー集めをしておいた方が良いです。

総評

約60時間プレイしメインストーリーをクリアしました。探索はあまりしておらず、鳥望台(塔)の全解放を行い、祠は70程度クリアしました。ほぼ地上しか探索していないため、探索すればもっと遊べると思われます。

今作の面白かった点として、「ウルトラハンド」、「スクラビルド」の要素が一番面白かったです。「ウルトラハンド」により謎解き攻略の幅が広がり、複数の正解ができることと、「スクラビルド」により、武器の性能の幅が広がり、武器による攻撃力の差だけでなく、属性や攻撃範囲、特殊性能の追加など戦闘の選択肢が増えるのが面白かったです。

また、やりこみ要素は探索要素と収集要素が多く、マップの解放、祠、コログのミ収集や防具強化の素材集めやルピー稼ぎがあります。やりこみ要素はどれも時間がかなりかかるため、学生の方でゲームを何本も買うことができない人はこの作品だけで長い月日を遊ぶことができると思います。

気になる点としては、ゲーム難易度が高いことです。アクションゲームのため、レベル上げ等でクリアできる仕様ではありません。それに加え、難易度設定がないため、アクションが苦手な方は苦労すると思われます。序盤はハート(HP)が少なく、防具も弱いため被ダメージが多く、苦労しますが、死んでもペナルティがほぼないため慣れるしかありません。

他には、地上の探索で雨で壁を登る際滑るのは不便です。防具で滑らないようにできますが、装備の入手や変更がめんどくさいです。

地底の探索は、マップの高低差と暗いことで探索がやりにくく不便でした。

暗いため道順がわからず、何度もアカリバナを使用しないといけなく、登れない壁を登ってしまうこともあり地底探索が大変でした。地上では鳥望台(塔)は高さがある建物のため遠くからでもわかりやすいですが、地底は光る根は高低差もあり、遠くからではわかりにくく、数が多いため、地底のマップ解放は大変です。

前作からマップが広がり、謎解きの方法、戦闘手段、やりこみ要素などゲームの幅が広がり、より自由に冒険でき、ボリュームのあるゲームになっています。そのため、話題になっているため軽いノリで買ってしまうとボリュームの多さでびっくりするかもしれません。このゲームで数カ月がっつり遊ぶつもりの方は是非遊んで見てください。

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